オリジナル作品をワッペンにしてみよう
刺繍作品が増えてくると、同じように飾ったり身に着けるのも少し飽き飽きしてきませんか?
私はまさにそうで、大きな作品は刺繍枠に入れて飾るか写真たてやパネルに仕上げたりするんですが
細かくて小さいものほど簡単に刺せても、同じように仕立てると飽きてくるんですよね。
そしてなにより、細かい作品は布をほつれないように保管しておくのも大変…。
そんな時に紹介したいのがとってもとーっても簡単な、
オリジナルのワッペンの作り方です。
ワッペン作りのメリット
ワッペンというと、お子さんの手持ちのバッグについていたり「アップリケ」として使われるイメージですが、
とても刺繍作品の仕立て方に向いている方法なんです。
- 作った後もアレンジが利く
- どんな布でも簡単にできる
- 作った後の作品の布がほつれず、丈夫に保管できる
早速一緒にやってみましょう。
オリジナルワッペンの作り方
このワッペン、簡単でとっても幅がひろがるやり方です。
1回作り方を覚えておけば、いろんなことに応用が利きます。
といっても大したことはせず、ボンドをつかって簡単に作ります。
ワッペン作り、用意するもの
- 刺しゅうした作品
- 木工用ボンド
- 布きりハサミ
- フェルト布(洗えるフェルトやシールタイプは×。厚めのものだとよりよいです◎)
- (必要であれば)刺繍糸
速乾の接着剤などでも代用できますが、出来上がりが固くなりすぎたりする可能性があります。工作などで使う、布にも使える’’黄色の’’木工用ボンドをおすすめします。
作り方
【事前準備】
まず、作品にはシワのないようアイロンをかけておきましょう。
①作品をおおまかに切り取る
このとき、余白をかなり残しておくのがポイントです。
できあがりの形より、少し大きめに切っておきます。
②布の裏側にボンドをつける
このとき、布全体にまんべんなくボンドを塗るのが大切です。
布端にだけ塗ったりすると、このあとフエルトと接着するときに布が浮き上がってしまい仕上がりが美しくなりません。
惜しみなくたくさん塗ってOK。
ただし、表面からボンドが染み出さないように要注意です。
全体に塗るとこのような状態になります。
③フエルトに接着する
フエルトは細かく切らずに、大きめにカットしたものの上に直接貼ったほうが仕上がりがきれいにできます。
上から手で軽く押さえて、表の布の端っこまでくっつけます。
ボンドが手につきそうな場合は、上からタオルなどで軽くポンポンとたたくようにするとよいです。
④この状態で完全に乾くまで放置。
速乾性のあるものであれば1時間ほどでOK。
ボンドたくさん使っているので、カチカチになるまで固めます。
⑤好きな大きさに布きりハサミでカット
できあがりの大きさにカットします。
刺しゅう部分のギリギリよりも少し大きめにカットするのがおすすめです。
刺しゅう部分に沿って切るのも、外側1-2㎜ほどのこしておくと糸がほつれて落ちずに出来上がります。気を付けてカットしましょう。
⑥できあがり
ワッペンが作れたら、こんなアレンジも!
ワッペンにさらにブランケットステッチをしてみる
まわりにブランケットステッチをすると、よりアップリケの雰囲気がでます♪
【参考記事】ブランケットステッチの刺し方
うしろにピンをつけてブローチにする
別布にピンをつけてさらにボンドで接着しても良いですし、
できあがったワッペンに直接ピンをつけても、丈夫です。
ワッペンをさらに立体的なパネルにつける
ファブリックパネルを作り、さらにその上にワッペンをくっつけると
いつもより立体的なパネルができてすこし変わった雰囲気になります。
【参考記事】10分でできる?お部屋を飾るファブリックパネルの作り方
ワッペンの作り方ポイントまとめ
- ボンドはたっぷりつける。しっかり乾くまでまつ
- できあがりは大きめにカットする