刺繍の作品は洗濯してOK?縮む心配は??
刺繍作品を洗濯する前の準備。まずは縮むことを防ごう
手刺繍の作品は、できれば洗濯しないほうが糸が傷つかず望ましいのですが
キレイに仕上げたり、ハンカチなどの日常使いのものはどうしても洗濯したいものですよね。
手洗いで洗濯するのが良いんですが、まずは、縮むのを防ぐことが大事です。
洗濯の前に、チャコペーパーの汚れは落としておく
水で溶けるチャコペーパー・チャコペンで残った図案の線は、洗濯する前に先に落としておきます。そのほうが洗濯時に細かくこすったりして汚れを落とす必要がなくなるため、仕上がりにしわが出来にくく縮みを防ぐことができます。
刺繍作品のお洗濯に最適な石鹸は?
固形石鹸、または中性洗剤が最適。
作品の糸が傷まないよう、漂白剤や蛍光剤の入ったものの使用は避けましょう。
中性洗剤は、作品にかけるのではなく水に溶かしてから使います。
早速洗濯してみよう!刺繍作品の縮まない洗濯
では実際に、どうやって洗濯したらよいのか?一緒にやってみましょう!
これが刺繍が仕上がった状態。何度も枠を使ったので、少ししわができていますね。
この状態からでも大丈夫!キレイに仕上げていきましょう。
刺繍作品の洗い・すすぎのお洗濯
チャコペーパーの汚れおとし
水をふくませた綿棒でチャコペーパーの汚れを落とします。軽くたたいていけば簡単に落とすことができます。
作品を図案に写すときは必ず水で消えるチャコペーパーを使いましょう。おススメはクローバーの「チャコピー」「スマプリ」など。お洋服の製図用のものだと消えないので注意です。
【参考記事】使っているチャコペーパー、図案のうつし方
全体的にぬらした状態。特に色濃く図案線が残っている場合はこの段階で消しておきます。
洗い・すすぎ
30℃以下のたっぷりの水で洗います。バケツや洗面器に水を張るとよいです。水道から直接布に水を当てるのは、糸が傷つく原因にあるためNG。洗剤は水に溶かしておきましょう。刺繍糸はあまりこすらないように気を付けて。
洗剤入りの水で洗ったあとは、きれいな水にかえてこのまま何回かすすぎ洗いをします。また、強いもみ洗いをすることは避けましょう。色落ちや刺繍糸傷みの原因になります。
脱水はまず、タオルで
乾いたタオルにはさんで、軽くたたいて水気を飛ばします。
上からかるく手で押さえるようにして水気をとります。作品の表・裏を片面ずつひっくり返して水気をとると乾きやすくなります。
乾燥させる時の注意点
風通しのよい場所で陰干しをします。ぬれたまま他のものと重ねたり長時間放置すると、色落ちの原因になるため注意です!
仕上げ!刺繍作品にアイロンをかけよう
アイロン台に布(タオルなど)を敷き、作品の表側を下にしておきます。こうすることでふっくらした糸がつぶれずに済みます。作品の裏側から1方向に向かってアイロンをかけます。縦・横と両方かけて、細かいしわを伸ばします。高温(180℃~200℃)でかけるときれいにしあがります。
これで、完成です♪しわがなくなり、きれいに仕上げることができました。
お洗濯でキレイに仕上げるポイント
洗濯をするもの(お洋服やハンカチなど)に刺繍をする場合は、裏に玉止めを作らないようにして作品を仕上げるのもポイントです。玉止めを作らないで仕上げることで糸がほつれにくくなります。
いろいろやってます。
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