プラバンとは?
「プラバン」って皆さん、ご存知でしょうか?この写真を見てなつかしい~と思う方も多いのでは。(世代がばれますね笑)
私は子供のころ、いろんなペンとセットになったプラバンキットをサンタさんにお願いしたことがありました…。笑
女の子なら…いや、男の子でも?子供のころによく見かけた、オーブンレンジで温めて伸びちぢみするプラスチックです。
お子さんがいらっしゃる方は、お手持ちの方が多いかもしれませんね。工作などでよく使われるので、ホームセンターでも買えます。
この素材を使って、ブローチを作ることができるんです。
アクセサリーに最適なプラバンの選び方
1.プラバンは好みの厚さ、自分の使いやすいものであること
薄すぎても厚すぎても、ブローチを作るのには向きません。
プラバンは穴をあけて自分でパーツを作ってアクセサリーなどに使うこともできます。
使用用途にあわせて厚さを使い分けてみましょう。
2.高ければよいものというわけではない。いろいろ試してみよう。
100円均一でもA4サイズから売っていますし、100円均一のメーカーによっても質感が違います。
高い、といっても手芸店では~500円くらいです。工作材料として探したほうが手軽に見つかります。
プラバンブローチの作り方!早速やってみよう
用意するもの
・プラバン(0.3㎜)お好きなもの。…失敗したきように、多めにあると◎。プラバンは温めると縮むため、作りたいブローチの大きさの4倍くらいの大きさが必要です。
・油性ペン、アクリル絵の具 …水性はプラスチックなのではじいて描けないため使えません。
・ブローチ用ピン …お好きなサイズのもの。
・フエルト布 …ウォッシャブルだと弱いので、しっかりした質感のものがおすすめ!)
・ボンド/接着剤
・ご家庭のオーブントースター…レンジのオーブンでもOK。温度設定/予熱ができると助かります。
・アルミホイル
・白い無地の紙 …コピー用紙やトレーシングペーパーなど
★あると便利なもの
熱いプラバンをオーブンから取り出すようのピンセット、重し用の雑誌や辞書
1.好きなデザインを決めてプラバンに絵を描く
初心者はまる、さんかく、しかくなど単純な形にするとスムーズにつくることができます。
私は制作時に出来上がりの大きさを想像してまず油性ペンで大まかな大きさをあたりをつけてから、その上に絵を描いていってます。
何度も口を酸っぱくして言いますが(笑)プラバンは4倍目安に縮むので、4分の1の大きさになることを仮定して大きく絵を描きます。
アクリル絵の具で重ね描きするときは、しっかり乾かしてから上書きします。何回かべた塗りするとキレイな仕上がりに♪
元からできあがりサイズで描いて、豆粒みたいなブローチになっちゃった…なんてことがないように、注意です。
2.プラバンをハサミでブローチの形に切り取る
このとき、1の工程で大まかな形を油性ペンでかいてあるとアウトラインにそって切れるので、便利です♪
3.プラバンを縮める
出来上がりを左右するポイント!ここが1番大事です。
必ず、オーブンは予熱をしておきます。
予熱をしないと、プラバンがうまく縮んでくれません。
アルミホイルをくしゅっとしてから、プラバンをオーブンの天板に並べます。
600Wで~80秒、800Wで~55秒くらいが最初の目安。
様子を見ながら、熱をプラスしてかけていきましょう。
こんな感じで、だんだんひっくり返ってくるので
だいたい平らになったかな~と思ったらOKです。
4.熱いうちに取り出して、平らにして冷ます
取り出したらすぐに、紙にはさんでさらにプラバンを雑誌や辞書などにはさんでプレス。熱いうちに形を作ります。
ちょっと面白い光景ですが、雑誌上から自分の体重の重みでさらにつぶすとキレイにできます。
5.冷めたらフエルトとブローチピンをつける
プラバンと同じ形にフエルトを切り取り、ボンドを端につけて接着。
さらにボンドが乾いたらブローチピンを後ろ側につけます。
6.完成!
お好みでプラバンの上にさらにビーズや飾りを接着してもかわいいです。
白い無地のものには海岸でひろった貝殻とパールをつけてみました♪
フェルト接着時に柄布を挟んだりしても素敵ですね。
知っとくと便利!なポイント
1.プラバンの縮み方は千差万別。
線画を書くと、できあがりがまんまるだったはずが楕円になってしまった…などもよくあること。プラバンの種類によっても伸び縮みに差があるようです。1回で成功できなかった~とあきらめず、性質を理解して何度も試してみましょう。
2.完全に平らになるまで、オーブンは監視
だいたい130℃を超えると、プラバンは縮んで反り返ってまた元の板状に戻ります。
3.仕上げをするとさらにきれいに!
絵の具を使った側の表面をレジン液やマニキュアのトップコートを塗って乾かすと、
よりきれいな仕上がりになります。
両面から見える色であればつるつるのきれいな面を表側にしたりしても使いやすいです。